
彫刻作品を集めた「桝澤清と山﨑進展」=胎内市下赤谷
胎内市ゆかりの彫刻家の作品を紹介する「桝澤清と山﨑進展」が、胎内市下赤谷の市美術館で開かれている。良寛像や板額御前の像などが展示され、新潟県の芸術文化の振興に貢献した2人の足跡をたどることができる。
桝澤清さん(1892〜1948年)は旧井栗村(現三条市)に生まれ、2歳で旧中条町(現胎内市)に引っ越した。東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業し、東京を拠点に帝展に複数回入選。太平洋戦争中に中条に転居した後は、県展の前身「文化祭新潟美術展」の開催に尽力した。1927年には良寛禅師像を完成させ、多くの人が思い浮かべる良寛の姿を最初につくったとされる。
山﨑進さん(1921〜2020年)は東京生まれ...
残り366文字(全文:666文字)











