新潟県内に15ある私立大学(短期大学を除く)で、2025年度の入学者が定員割れしたのは前年度と同じ13校だったことが10日、県のまとめで分かった。定員全体に占める入学者の割合を示す定員充足率は前年度より4・2ポイント増の89・4%で、3年ぶりに増加に転じた。全国的に18歳人口の一時的増加がみられるほか、少子化の中でも大学進学率が上がり、就職を考えて実学系志向が強まったことなどが要因とみられる。

 県内私立大の定員の合計は3812人で、入学者数は3408人。入学者のうち県内出身者は2341人(前年度比111人増)、県外出身者は1067人(55人増)と、いずれも前年度と比べて増えた。

 25年春に県内の高校と中等教育学校を卒業した人は約1万6200人で前年と比べて約200人増加。大学進学率も...

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