設立20年の思いを語るノイズム芸術総監督の金森穣さんと国際活動部門芸術監督の井関佐和子さん
設立20年の思いを語るノイズム芸術総監督の金森穣さんと国際活動部門芸術監督の井関佐和子さん

 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)専属舞踊団「Noism Company Niigata(ノイズム)2004年4月、国内初の公立劇場専属舞踊団として発足。ページ下部に詳しい解説を掲載。」が設立20周年を迎えた。芸術総監督を務める金森穣さん(49)と国際活動部門芸術監督の井関佐和子さん(45)にそれぞれ、20年間の活動を振り返ってもらった。(報道部・水野八穂、金澤朋香)(4回続きの4)

次の一歩につながる何かを残したい(金森穣さん)

 -20年間の思いは。

 30、40代を丸々献身し、あっという間だった。新しい劇場文化を根付かせる、その手段として舞踊芸術と向き合う。あらゆる面で人生を懸けてやっている。20年の中では、他者と志を共有する難しさに直面し「もう無理だな」と...

残り2082文字(全文:2382文字)