
学校へのアウトリーチ活動について「子どもたちにとっては人生初の踊りに触れる体験かもしれない。本物を見せるんだという意気込みでやっている」と語るノイズム地域活動部門監督の山田勇気さん=新潟市民芸術文化会館
新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)専属舞踊団「Noism Company Niigata(ノイズム)2004年4月、国内初の公立劇場専属舞踊団として発足。ページ下部に詳しい解説を掲載。」が設立20周年を迎えた。日本初で唯一の公共劇場専属舞踊団として活動し、芸術性の高い作品が国内外で高い評価を受ける一方、2019年には存続の危機にも直面した。20年間の活動の意義と、積み上げたものを未来へ生かしていくために何が必要なのかを探る。(報道部・水野八穂、金澤朋香)(4回続きの3)
「そうそう、きれい。首は真っすぐ、押し返すイメージで」。ノイズムの研修生メンバーが5月、新潟市西区の小針小学校で行ったアウトリーチ(出張)公演。...
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