
新潟地検は8月6日、自宅で実母を何度も踏みつけたとして、傷害の罪で起訴していた新潟県三条市の無職の被告(55)について、傷害致死罪への訴因変更を新潟地裁に請求した。傷害致死罪は裁判員裁判の対象。地検は傷害と死亡との因果関係があると判断したとみられる。
起訴状などによると、被告は6月14日、自宅で実母=当時(82)=の両足や腰を、足で何度も踏みつける暴行を加え、骨盤骨折と下肢中心の皮下血腫などの傷害を負わせ、15日に出血多量で死亡させたとしている。
被告は6月15日に逮捕され、新潟県警が傷害致死の疑いも視野に捜査。地検が7月5日に傷害罪で起訴していた。
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