新潟県警察学校在校中、身に覚えのない窃盗の疑いをかけられ、警察官を辞職するよう強要されたのは違法だとして、元県警巡査の女性が8月9日までに、県に辞職承認処分の取り消しを求める訴訟を新潟地裁に起こした。提訴は6月12日付。

 訴状などによると、女性は高校を卒業して2023年に県警察学校へ入校。23年12月、同期のシャープペンシルを盗んだ疑いをかけられ、教官から「(盗んだのは)お前だって分かってるんだ」と怒鳴られた上、否認しようとすると大声を上げて妨げられた。

 また、女性が過去に処分された際に書いた「うそをついたら辞職する」との誓約書を教官が示し、読むよう強要された女性はやむを得ず「辞職」と読んだ...

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