新潟県上越地域の医療関係者らでつくる上越地域医療構想調整会議は、新潟労災病院(東雲町1)の閉院に伴う短期再編を2026年3月末に完了する方針を示し、議論の中心は中期再編に移った。人口減少で病院経営が厳しくなる中、持続可能な医療体制に再構築する必要があるとして、機能の集約や病院の役割分担を進めることで一致。必要な病床数に合わせた機能の集約や中核病院の設置に向けた議論が焦点になりそうだ。

 調整会議は8月30日、上越市の上越医師会館で2024年度の初会合を開催。新潟労災の閉院に伴う短期再編は25年度中としてきたが、新潟労災から歯科口腔(こうくう)外科を引き継ぐ上越市立上越地域医療センター病院の改修...

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