
10月12日の再開に向け試運転する妙高高原スカイケーブル=妙高市田切
赤倉リゾート&スパ(新潟県妙高市田切)は、妙高高原スカイケーブルのゴンドラを大規模改修し、10月12日にリニューアルオープンする。1978年の設置で狭く老朽化したゴンドラを一新。体格の良い欧米人などが快適に乗れるように、欧州メーカーと共同開発して内部を広くした。紅葉の最盛期は10月中旬と見込まれており、「ゴンドラから紅葉を楽しんでほしい」とPRしている。
スカイケーブルは妙高山の山麓駅と山頂駅の標高差750メートル、距離2607メートルを約10分で結ぶ。
2024年3月末に着工し、改修費は14億3千万円。観光庁の「スノーリゾート形成促進事業」に選ばれ、補助金2億1200万円を改修費の一部に充てた。
ゴンドラは6人乗り。建設当時は日本人の利用を想定していたため、体格の良い外国人客には狭く、6人を乗せられないことが多かった。新しいゴンドラは国内とオーストリアのメーカーが共同開発したもので、内部を従来よりも広くしたほか、スノーボード客がスムーズに乗車できるように出入り口を広げた。
ゴンドラのロープや機械を更新したため速度を自在に変えられるようになり、強風時の徐行運転など安全性が向上した。最大速度は秒速4メートルから5メートルにアップし、...
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