無投票で7回目の当選が決まり、支持者らと万歳する品田宏夫氏=11月12日午後5時ごろ、刈羽村上高町
無投票で7回目の当選が決まり、支持者らと万歳する品田宏夫氏=11月12日午後5時ごろ、刈羽村上高町

 任期満了に伴う新潟県の刈羽村長選が11月12日告示され、無所属現職の品田宏夫氏(67)のほかに届け出はなく、無投票で7選が決まった。刈羽村長選の無投票は2016年以来、8年ぶり。

 品田氏は村議3期を経て、新人5人が争った2000年の村長選で初当選。20年の前回選挙は新人候補に大差を付けて勝利した。今回も村議の大半や商工団体などの多くが支持した。

 地元同意が焦点となる東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。の再稼働については肯定的な立場を取る。7期目は...

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