インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京)は、新潟県内初となる配送拠点「新潟南デリバリーステーション(DS)」を新潟市南区北田中に開設し、11月13日に報道陣に公開した。拠点の設置で翌日配送可能な商品量が増加する見込み。配送や仕分けの効率化で利用者の利便性向上を図る。

 DSは、全国25カ所以上ある物流拠点から注文商品を集約し、注文者に届ける拠点施設。年内に全国で新潟南DSを含む15カ所を新設し、65カ所以上とする計画を進めている。

Amazonが県内に初めて開設した配送拠点「新潟南デリバリーステーション」の外観

 施設は賃貸の鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約1万平方メートル。仕分けスタッフやドライバーら200人以上が勤務する。24時間稼働し、1日に取り扱う商品数は1万〜2万個に上る。

 主な配送エリアは、新潟市のほか阿賀野市、加茂市、五泉市、新発田市、三条市、長岡市、燕市の全域と小千谷市、見附市の一部エリア。

 DSでは、商品を配達ルートごとに自動で仕分けし、従業員の負担軽減や正確性、配達速度の向上を図る。同社は...

残り535文字(全文:957文字)