作品の意図を説明する作家の光岡幸一さん(左)とゲストキュレーターの檜山真有さん=十日町市本町6
作品の意図を説明する作家の光岡幸一さん(左)とゲストキュレーターの檜山真有さん=十日町市本町6

 新潟県十日町市本町6の越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)で、連続企画展の第6弾「ここには危険がいっぱい」が開かれている。作家の光岡幸一さん(34)=東京都=が企画展示室全体を真っ暗な空間にし、先の見えない不安な気持ちなどを表現した。

 地域と芸術の新たな可能性を探ろうと、大地の芸術祭拠点施設のモネでは、3年に一度の本祭期間を除き、2023年7月から2カ月ごとに作家を替えて個展を開いている。

 光岡さんは、第6弾の企画を担当したゲストキュレーターの檜山真有(まある)さん(30)=東京都=と作品の構想を練り、66・6平方メートルある企画展示室で、天井から遮光性のある黒い布をぶら下げ、真っ暗な空...

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