「B2復帰を諦めちゃいけない」と語る糸満盛人氏
「B2復帰を諦めちゃいけない」と語る糸満盛人氏

 今季B3に降格し、1年でのB2復帰を目指す新潟アルビレックスBBが1月6日現在、12勝12敗の9位と伸び悩んでいる。その一方で、人気選手の獲得などで来場者は前季より上向いている。Bリーグは2026年、成績ではなく経営力を重視する新カテゴリーに移行する。経営とチーム強化への考え方を、新潟の糸満盛人社長に聞いた。

 -チーム成績がB2最下位と低迷した23〜24年シーズンは、純利益は23万4千円の黒字でした。

 「こんな利益はあってないようなもの。Bリーグ自体が売り上げや集客の面ですごく成長している中で、売り上げを伸ばせなかった」

 -今季の経営はどうですか。

 「集客や広告で手応えを感じている。11月末時点の有料集客者数は前年比で58%増えた。試合が週末中心になったためだが、編成の魅力も大きい。鵜澤潤監督と五十嵐圭選手の獲得で人気が上向いた。これは想定通りだった。ただ、もっと勝てると思っていた」

 -今季はどのくらい勝てると思っていましたか。

 「負けても12月末で4敗という想定だった。稼ぐ面ではスタートはうまくいったが、勝つという面で反省すべき点はある。新潟は年齢差の大きいチームで、個々の力を組み合わせればもっと力が発揮できると思う。コミュニケーションの質と量の拡大が必要だ」

 -現在、B2昇格を目指すには厳しい順位です。

 「こんなところで終われない。...

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