
B3の新潟アルビレックスBBは第14節までに24試合(全52試合)を終え、成績は12勝12敗で17チーム中9位に低迷している。2季連続で降格した新潟だが、B3でも納得のいく戦いができていない。目標の「1年でB2復帰」を実現するには、巻き返しが必要だ。
「想定の3倍は負けている」。11月14日、新潟県長岡市で開かれたファン会合の後、糸満盛人社長は取材陣の前で肩を落とした。香川などに5連敗し、5勝7敗で順位を12位まで下げていた。
その後も下位の金沢などは下したが、上位の横浜EXに連敗。強化部長を兼ねる糸満氏は「B3の勢いを甘くみていた」と認めた。
多くのクラブが補強を進める中、今季の新潟の選手人件費は、B1時代から約1億円を減らした「前季並み」(糸満氏)の約2億円を予定。元日本代表の五十嵐圭(上越市出身)や鵜澤潤監督(元主将)らの復帰が話題を呼び、有料集客数は昨季11月末比で58%増えた。
観客が増えた一方で、上位争いはできていない。...
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