
新潟市南区高井興野の農道で2024年8月、地中の下水道管の破損によりできた穴に、農作業中の男性がトラクターごと転落して頭などにけがを負い、トラクターを全損する事故があったことが1月31日、市への取材で分かった。下水道管は市が管理していた。市は全損に対して責任があると判断し、市議会2月定例会に和解と賠償に関する議案を提出する方針。
新潟市下水道管理センターによると、穴は長さ5メートル、幅3メートル、深さ2メートル。腐食して破損した下水道管に土砂が流れ込むことで地中に空洞ができ、その上をトラクターが通ったことで重みに耐えきれず陥没した。現場の下水道管は1998年度から使われていた。
これまで事故...
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