
県外大学に進んだ新潟県出身学生の「Uターン就職率」が低迷している。人材獲得競争が激しさを増す中、県と協定を結ぶ県外大学に進んだ学生が卒業とともに地元に就職する割合は、2025年3月卒業者で25・4%にとどまることが県への取材で分かった。近隣県と比べても低い状況にある。学生の首都圏志向や地元企業の知名度不足、大手企業と比べた際の待遇の見劣りなどが要因とみられる。
県は人口減少対策の一環で、U・Iターン就職促進の協定を首都圏など約40の県外大学と結んでおり、新潟県出身学生のUターン就職率を調べている。協定校の数が違うため、直接比較はできないが、18年3月卒では28・7%など近年は3割を切る状況が続く。
近隣県の25年3月卒では、同様に...
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