未来を切り開く子どもたちの育成に尽力している学校や園、若手教職員に助成する「特色ある教育実践」(日本教育公務員弘済会新潟支部、新潟日報社主催)の論文審査会が13日、新潟市中央区のホテルで開かれた。学校・園部門の最優秀賞には佐渡市立新穂小学校が選ばれ、優秀賞2校と優良賞15校も決まった。

 本年度で25回目。学校・園部門には37点、若手教職員部門の20歳代の部には7点、30歳代の部には13点の応募があり、この日は教育関係者ら7人が一次選考を通過した計47点を審査した。

 新穂小学校は、児童が学習方法を自ら選択する「自立した学習者の育成」に向け、校時表の改訂により教員が十分な準備時間を確保した実践を紹介。教職員の一丸となった取り組みが評価された。

 審査委員長を務めた新潟大学教職大学院教育実践学研究科長の大庭昌昭教授は「全体として地域と協力し合いながら子どもを育てていく素晴らしい実践が多かった」と講評した。

 最優秀賞以外の入賞・入選は次の通り(敬称略)。

【学校・園部門】...

残り333文字(全文:770文字)