下水道管に損傷があり、土砂が流入して発生したとみられる陥没=2024年11月、新潟市北区(新潟県提供)
下水道管に損傷があり、土砂が流入して発生したとみられる陥没=2024年11月、新潟市北区(新潟県提供)

 新潟県内で下水道の管路施設の老朽化が原因で起きた道路の陥没は2023年度までの3年間で265件に上ったことが1月31日、県のまとめで分かった。埼玉県八潮市で起きた大規模な道路陥没事故は、下水道管の破損が原因との見方が強まっており、新潟県は下水道の緊急点検を検討している。

 県下水道課によると、年度別の発生件数は21年度が85件、22年度が120件、23年度が60件。規模は幅が10センチに満たないものから、3メートルに及ぶものまで大小あるとしている。

 20年度以前は集計方法が異なり、下水道の老朽化など原因別は分からないが、23年度までの10年間に同課が把握した道路陥没の数は計918件だった。

 今...

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