林官房長官兼拉致問題相(右端)に要望書を手渡す(左から)福井県小浜市の杉本和範市長、新潟県佐渡市の渡辺竜五市長、柏崎市の桜井雅浩市長=2月7日、首相官邸
林官房長官兼拉致問題相(右端)に要望書を手渡す(左から)福井県小浜市の杉本和範市長、新潟県佐渡市の渡辺竜五市長、柏崎市の桜井雅浩市長=2月7日、首相官邸

 北朝鮮に拉致され、帰国した被害者5人が暮らす新潟県の柏崎市、佐渡市、福井県小浜市の3市長は2月7日、首相官邸で林芳正官房長官兼拉致問題担当相と面会し、拉致問題の解決を要望した。

 3市長は、要望書で日朝首脳会談の実現や、帰国した被害者への支援継続、積極的な情報発信などを要請した。

 面会で柏崎市の桜井雅浩市長は、新潟市で拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(89)の言葉を紹介し「完全解決に尽力いただきたい」と求めた。

 佐渡市の渡辺竜五市長は、ともに拉致された母の帰国を待つ曽我ひとみさん(65)の思いを「お母さんの情報が全く入ってこない。分かることがあったら教えてほしいとの気...

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