東京高等裁判所が入る合同庁舎=東京都
東京高等裁判所が入る合同庁舎=東京都

 衆議院議員の定数を人口割りで算定し、新潟県など地方の定数を減らした「10増10減」は憲法14条(法の下の平等)に反するとして、2024年に新区割りで行われた衆院新潟5区上越市、十日町市、糸魚川市、妙高市、魚沼市、南魚沼市、湯沢町、津南町。の選挙無効を新潟県上越市の男性が求めた訴訟の判決で、東京高裁(谷口園恵裁判長)は2月13日、「ただちに憲法に違反するとはいえない」として請求を棄却した。

 原告の元上越市議(80)は、区割りを定めるにあたって選挙区面積を考慮していないことから違憲と主張していた。判決理由で...

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