
新潟地裁
福祉施設から送迎中の車内で障害のある女性にわいせつ行為をしたとして、不同意性交致傷など六つの罪に問われた新潟市南区月潟、無職の男(44)の裁判員裁判の論告求刑公判が2月19日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であった。検察側は懲役18年を求刑、弁護側は懲役7年を求めて結審した。判決は21日。
検察側は論告で、障害のため抵抗できない被害者に対し約4年半の間、少なくとも11回わいせつ行為を繰り返し、用意した機材で撮影も行ったことを強く非難。介護職員として2人きりになる状況を悪用した非情さが際立っているとした。
弁護側は最終弁論で、被害者のけがの程度などから、懲役7年が相当と主張した。
起訴状などによる...
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