島内で生まれた作品が多く並ぶ、山田武夫さんのコレクション展=佐渡市新穂瓜生屋
島内で生まれた作品が多く並ぶ、山田武夫さんのコレクション展=佐渡市新穂瓜生屋

 旧新穂村職員の傍ら日本画などを精力的に制作し、佐渡島内の芸術仲間らの作品を収集していた故山田武夫さん(1930〜94年)のコレクション展が新穂歴史民俗資料館(新穂瓜生屋)で開かれている。日本画や版画、水彩画、陶芸などの作品約40点が展示され、訪れた人々の目を楽しませている。

 山田さんは日本画のほか陶芸や貼り絵などを制作。生前最後の作品となった日本画「嫉妬」は県展賞を受賞している。コレクターとしても、山田さん自身と同時代の作品を中心に数多く収集していた。

 企画展は「新穂の歴史と民俗を考える会」が主催。メンバーの若杉宗男さん(69)は3年前に亡くなった山田さんの妻、智恵子さんと知り合いで、山田さ...

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