
11日に初日を迎える大相撲夏場所(両国国技館)で、大関大の里(本名・中村泰輝)が初の横綱昇進に挑む。生まれ育った石川県から糸魚川市に相撲留学し、能生中学と海洋高校で鍛錬を重ねた新潟の“郷土力士”だ。新潟日報が報じた中村泰輝選手の戦績を振り返り、綱とりを後押しする。
「中村泰輝」の名前が初めて新潟日報に掲載されたのは2013年8月16日。全国中学校体育大会(全中)に出場する選手名簿だった。
岐阜県で行われた全中に、1年生ながら団体の予選に中堅として出場した。「決勝トーナメントにつなぎたかった。思いきりいった」とコメントが掲載されている。...
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