義ノ富士(右)が押し出しで大の里を破る=福岡国際センター
義ノ富士(右)が押し出しで大の里を破る=福岡国際センター

 大相撲九州場所10日目(18日・福岡国際センター)横綱大の里(海洋高出・石川県出身)が義ノ富士に押し出されて初黒星。新関脇安青錦が玉鷲を寄り切って1敗を守り、首位に並んだ。義ノ富士は初金星で7勝目。横綱豊昇龍は欧勝馬を下手投げで退け、勝ち越した。

 大関琴桜は関脇王鵬を押し出して五分の星に戻した。王鵬は6敗目。小結隆の勝は負け越した。

 1敗の2人を豊昇龍が1差で追い、3敗は義ノ富士、時疾風、錦富士の平幕3人となった。十両は新十両の藤凌駕が1敗で単独トップ。 

◆大の里「また5日間集中していく」

 大の里は初顔合わせとなった1歳下の義ノ富士に完敗し、金星を配給してしまった。かち上げで相手を起こしきれず左差しを許す。たまらず引いたとこ...

残り313文字(全文:613文字)