
北朝鮮による拉致被害者の家族らと面会する石破首相(右)=22日、首相官邸
新潟市で北朝鮮に拉致された横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=の弟で、拉致被害者家族会代表の拓也さん(56)らは22日、首相官邸で石破茂首相と面会した。拓也さんは拉致問題解決に向けた訪米の結果を報告し、「残された時間がなく、早急に解決してほしいと訴えてきた。私たちの思いを政府が外交につなげてほしい」と語った。
訪米は4月29日〜5月4日で、家族会に加えて超党派でつくる「拉致救出議員連盟」、支援団体「救う会」のメンバーが参加。ランドー国務副長官らに支援を求めた。
この日の首相面会には...
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