
来年4月から当面休館する方針が示された新潟市体育館=25日、新潟市中央区
新潟市は25日、老朽化が進む新潟市体育館(中央区)について、来年4月から当面の間休館する方針を明らかにした。床下の換気用設備に地下水が浸水したことで床板に異常が生じる恐れがあるため。市は「日常点検を徹底し、本年度末まで安全に利用いただけるよう努めていく」としている。
開会中の市議会6月定例会の文教経済常任委員協議会で市が報告した。
市体育館は新潟国体を控えた1960年に建てられ、築60年以上が経過している。市によると、床下の換気用ダクトに地下水が流れ込んだ形跡がある。現時点で床板に異常はないが、湿気で変形したりはがれたりする恐れがあると判断した。
市体育館は公共施設の再編案の中で、廃止も視野...
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