民間企業が主催した高校生向けの職業体験会=新潟市中央区
民間企業が主催した高校生向けの職業体験会=新潟市中央区

 2026年3月に卒業予定の県内高校生の就職活動が本格化している。人手不足などを背景に、企業は若者の採用を強化しており、各社は高校生との接点づくりに力を入れる。高卒の就職希望は減少傾向だが、労働環境の改善により、就職に関心を示す生徒もいるという。

 高校生の就活は、7月に求人票の公開がスタート。9月から選考が始まる。東京学館新潟高校3年の生徒(18)は「建設系の仕事に興味がある。就職先は休日や給料も確認して決めたい」と話す。

 新潟労働局のまとめでは、25年3月に卒業した県内高校生の求人倍率は4・39倍で、過去最高だった前年に次ぐ高さだった。

 26年3月卒向けの求人は6月末時点で前年比190件(2...

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