多彩な味わいのスコーンを手にした大山奈穂美さん=弥彦村矢作
多彩な味わいのスコーンを手にした大山奈穂美さん=弥彦村矢作
「703scone」外観。改装を今月終え、来店客が日差しや風雪を避けられるよう風除室を設けた=弥彦村矢作

 弥彦村のシンボル、大鳥居に程近いスコーン専門店「703scone(ナオミスコーン)」は、2024年10月の開店以来、地元はもとより遠方からも続々とお客が訪れる。弥彦山をイメージした三角形の「お山スコーン」は、おやつにちょうど良い大きさだ。

 店舗はコンテナ風で、温かみのある木目調の外観が目印。三条市の洋菓子店でパティシエとして働いていた大山奈穂美(なおみ)さん(40)が腕を振るう。

 結婚を機に製菓の仕事を離れたが、スイーツの腕前は評判で友人に頼まれてケーキを作ることも。立ち寄った新潟市の店のスコーンに魅せられ、自作を重ねた。友人の紹介で現店舗のオーナーに出店を持ちかけられ、息子3人が喜んで食べ...

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