中条町と黒川村が合併し、胎内市が発足して1日で20年となった。大手企業の工場誘致で発展した中条と、観光振興に力を入れてきた黒川。それぞれの強みを生かしたまちづくりが進められてきたが、人口減少が進み、さまざまな課題も山積する。こうした点は7日告示、14日投開票の胎内市長選の争点にもなる見込みで、8月29日に開かれた立候補予定者の公開討論会でも議論が交わされた。

 胎内市の誕生は、合併協議の中断や市名を巡る一部住民の反対などの曲折を経て実現した。合併後、...

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