第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」は13日、滋賀県で会期前競技の競泳、飛び込みが始まった。新潟県勢は、飛び込みでは、少年男子板飛び込みの石沢遥斗(帝京長岡高)が3位でメダルを獲得した。
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競泳では成年男子100メートルバタフライで水沼尚輝(新潟医福大職)が3位となり、少年女子B100メートル自由形の歌代咲彩(柏崎二中)が6位で入賞した。
体操の少年男子団体総合は予選16位で決勝に進んだ。
◆飛び込み・石沢遥斗「まだまだ良くなる」
少年男子板飛び込みの石沢遥斗(帝京長岡高)は、1位と約20点差の3位。「1位を狙えると思ったが、ミスがあり得点を伸ばせなかった」と悔しさをにじませた。
飛び込み競技は5回演技し、合計得点で競う。1、2回目に高得点を出して首位に立ったが、後ろ向きに入水する演技で水しぶきを大きく上げてしまい、順位を落とした。
納得のいく演技ではなかったが、改善点が見つかり「まだまだ良くなっていける。明日(14日)の高飛び込みでいいメダルを取りたい」と前向きに話した。
◆水沼尚輝、調整難の中で納得の3位
8月の世界選手権に日本代表として出場した水沼尚輝(新潟医福大職)は、成年男子100メートルバタフライで表彰台を確保。「しっかり3位という結果を残して、新潟県に貢献することができた」と笑顔を見せた。
世界選手権が終わったばかりだが、来年に控えたパンパシフィック選手権、アジア大会に向けて早めに始動した。
調整の難しさもあったが、この日の決勝では得意の後半で一気に追い上げ、52秒13。目標の50秒台はまだまだ遠いが、「難しい時期でも結果を狙ってトレーニングを積めた。今の自分として非常に満足のいくレースだった」と語った。
国スポに向けた本県選手との合宿では「自分の練習に向き合う姿や泳ぎを見せることで、希望やきっかけを与えられたら」と、若手と積極的に交流したという。今後も国際大会での活躍を誓い、本県の水泳界を活性化させていくつもりだ。
(運動部・手嶋理)