第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」は15日、滋賀県で会期前競技の競泳、飛び込みなどを行った。競泳では、少年女子B100メートル平泳ぎで神田倫来(新潟第一高)が1分11秒00で3位に入った。成年男子400メートルメドレーリレーは5位入賞した。
【関連記事】
会期前競技が6日スタート!注目選手を紹介【名簿あり】
◆競泳・少年女子3位の神田倫来、後半勝負「笑顔でレース」
後半に追い上げる爆発力のある泳ぎでメダルをつかみ取った。少年女子B100メートル平泳ぎの神田倫来(新潟第一高)は3位に入り、「これまでは全国4位が最高順位だったので、初めて表彰台に上れてうれしい」とはにかんだ。
普段は緊張から「引きつった顔」でレースに臨むが、今大会では大勢の新潟県選手から声援を受け、「今日は笑顔でレースに向かえた」という。
決勝では50メートルを8選手中7番手で折り返したが、後半は次々と追い抜き、自己ベストタイの1分11秒00でフィニッシュ。得意の後半勝負に持ち込み、「予定通りの展開で泳げた」と胸を張る。
8月の全国高校総体では予選敗退で不完全燃焼。国スポに向けた練習でも調子が上がらず、「目標のメダルも無理なんじゃないかって不安だった」。
1位との差は0秒88。超えられない数字ではない。まだまだ伸びしろがある高校1年生は「自己ベストを超えられなかったのは悔しい。もっとタイムを上げていきたい」とさらなる活躍を誓った。
◆成年男子400メートルメドレーリレー5位入賞、水沼「いい経験」
成年男子400メートルメドレーリレーで新潟県チームは5位入賞を果たした。
決勝は早坂亮(自衛隊体育学校)、山中祥輝(東亞)が5位でつなぎ、水沼尚輝(新潟医福大職)が一時3位に押し上げる展開。アンカーの樋口陽太(JFE京浜)で順位を落としたが、水沼は「みんな予選よりタイムが良く、メダルが狙えるレースができたことは新潟県にとっていい経験になった」と話す。
国スポではジュニアから成年まで多くの県勢選手が一丸となって戦った。水沼は「未来を担う子供たちが、今回の経験を次の全国大会や、いつかオリンピックにつなげてほしい」と思い描いた。





































