
佐藤信秋氏
石破茂首相の退陣表明を受け、自民党総裁選を巡る動きが加速している。次期首相次第では早期の衆院解散・総選挙に踏み切る可能性もあり、与野党が公認候補予定者を決めるなど準備を急ぐ。与党が惨敗した夏の参院選を踏まえ、県内各党は次期衆院選にどう臨むのか聞いた。
◎佐藤信秋(さとう・のぶあき)新潟市出身。京都大院修了。1972年、旧建設省に入省し、2005年から06年まで国土交通省事務次官。07年の参院選比例代表で初当選し、今年7月まで3期務めた。24年から自民県連会長。
-参院選新潟選挙区では自民党新人の中村真衣氏が約1万票差で立憲民主党現職に敗れました。
「自民への漠然とした不信感があった。今までのように、一生懸命に応援できない雰囲気が有権者の間にあったのではないか。昨年10月の衆院選で自民は新潟県の5小選挙区で全敗した。それを踏まえると、1万票差まで追い上げたとも言える。選挙戦が進むにつれ候補の人柄が浸透した...
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