大阪府岸和田市発注工事の入札情報漏えいにより、前市長の永野耕平容疑者が逮捕された事件で、福田組(新潟市中央区)は26日、漏えいがあった工事を落札した共同事業体(JV)の幹事会社だったと明らかにした。新潟日報社の取材に対し、「(入札金額が)不正な漏えいによるものとの認識はなかった」と説明した。

 永野前市長は入札前に最低制限価格を大阪市内の建設業者に伝え、1900万円の融資を受けたとして25日、収賄と官製談合防止法違反、公競売入札妨害の疑いで再逮捕されていた。

 福田組は2021年8月入札の配水管工事について、この大阪市の企業と2社でJVを構成し、幹事会社を務めていた。大阪市の企業が前市長から最低...

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