公開討論会を終え、握手する佐々木剛さん(右)と佐野大輔さん=8日、燕市水道町1
公開討論会を終え、握手する佐々木剛さん(右)と佐野大輔さん=8日、燕市水道町1

 12日告示、19日投開票の燕市長選に出馬を予定している、ともに新人で前市議の佐野大輔さん(41)と、元会社員の佐々木剛さん(59)の公開討論会が8日、燕市中央公民館(水道町1)で開かれた。人口減少や産業振興といったテーマについて、それぞれが考えや政策を述べた。

 討論会は燕三条青年会議所(JC)が主催した。

 人口減問題に対して佐野さんは、子育て支援で足りていない政策の展開や、子どもが戻りたいと思えるまちづくりに加え、人口減を見越した行財政改革の必要性にも触れた。佐々木さんは、結婚や出産に向けた支援に言及。また若者が市外に出ても、活躍して燕の魅力を広めてもらうことで、新たな人を呼ぶことにつながると指摘した。

 地場産業の振興について、佐野さんは、働く環境の整備や海外展開、人材育成に加え「スタートアップ(新興企業)拠点の整備にも取り組みたい」などと語った。佐々木さんは、経済成長が進む東南アジアなどで洋食器や農産物の販路を広げる余地があるとし「どうサポートできるか工夫したい」とした。

 フリーテーマでは、それぞれが考える市長の資質について言及...

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