JR東日本が一般公開した千手発電所=十日町市上新井
JR東日本が一般公開した千手発電所=十日町市上新井

 水力発電所の仕組みや発電設備を知ってもらおうとJR東日本は、十日町市上新井の千手発電所を一般公開した。親子連れら約800人が、普段は見ることのできない発電所の舞台裏を見て回った。

 今年、発電機の更新が完了した千手発電所は4基が稼働し最大出力約12万キロワット。信濃川宮中取水ダムの水を使って1939年に運用が開始された。昭和初期の建造以来、現在も首都圏の鉄道や新幹線などに電力を供給して鉄道輸送を支えており、土木学会の「選奨土木遺産」に認定されている。

 一般公開は9月中旬に行われ、来場者は水車が水を受けて発電機につながる主軸が回転する様子や、約50メートルの高低差から水車に水を送る施設などを興味...

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