スノーボードの日本選手で初の頂点に立った2022年の北京冬季五輪。男子ハーフパイプ(HP)の平野歩夢(26)=村上市出身、TOKIOインカラミ=は悲願から一夜が明け「ここから始まり」と言った。来年2月のミラノ・コルティナ五輪で2連覇に挑む新たな道に「前回よりも自分が成長できたと感じられることが大事。限界を超えていきたい」との決意で突き進む。
北京五輪後は、それまで以上にけがとの闘いだった。「年々、疲労が抜けにくくなって体も変わる」と危機感を抱き、入念にケア。繰り出すトリックの高難度化も進み、...
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