
桜井雅浩柏崎市長(左)に意見書を提出する市農業委員会の石塚道宏会長(左から2人目)ら=柏崎市役所
柏崎市農業委員会は、今夏の少雨による被害が大きかった中山間地の農業の継続や、今後の渇水対策への支援を求める意見書を桜井雅浩市長に提出した。
国は農地の集約を進めるが、中山間地は傾斜地が多く大規模化が難しい。離農する農家の増加と共に農地の荒廃が懸念されている。意見書では「中山間地域等直接支払制度」を拡充するよう国に要請を行うよう求めた。
市内の中山間地では今夏、雨水に頼る「天水田」でイネが枯れるなどの被害が出た。温暖化の影響で今後も高温傾向が続く見込みだとして、ポンプなどの購入費の助成や、中山間地での未利用農地をため池として活用できるよう支援を要望した。
市役所で8日に意見書を手渡した市農業委...
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