
クマが嫌がるとされる音で遭遇を回避する携帯グッズ
クマによる人的被害が各地で相次ぐ中、遭遇を避けるための対策グッズの売れ行きが急増している。県内の商品製造メーカーやホームセンターでは品薄や在庫不足になるほどの状況に。特にクマが嫌がるとされる「音」を発する携帯グッズの引き合いが強く、「思いもよらない需要だ」との声が上がっている。
「こんなに売れる状況になるとは、全く思いもしなかった。在庫も切れており生産に追われている状況だ」。鳥獣害対策用品を製造販売するコンパル(三条市)社長の浅野潤一郎さん(74)は、この秋の急激な売り上げに驚きを隠さない。
会社では10年以上前から鈴などのクマ対策グッズを取り扱っており、これまでは各商品につき1カ月に数百から数千個単位の売り上げで推移してきた。ところが今年は...
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