スロベニアで上演された「マレビトの歌」=(C)Giovanni Chiarot

 新潟市中央区の市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)専属舞踊団「Noism Company Niigata」(ノイズム)が、12月に新潟と埼玉で「マレビトの歌」を上演する。6年ぶりの海外公演となったスロベニアなどで披露した演目で、新潟では初公開となる。演出、振り付けを担当した芸術総監督の金森穣さん(50)と国際活動部門芸術監督の井関佐和子さん(47)に、スロベニアでの手応えや新潟公演の見どころなどを聞いた。

海外公演の手応えを語る金森穣さん=新潟市中央区

 マレビトの歌は、2023年に富山県黒部市の野外ステージで初演された「セレネ、あるいはマレビトの歌」を劇場版に改訂し、10月にスロベニアで上演された。新潟公演は劇場の空間に合わせた新たな演出による凱旋(がいせん)公演となる。

公演の見どころを語る井関佐和子さん=新潟市中央区

 金森さんはスロベニアでの反応を振り返り...

残り976文字(全文:1311文字)