
行政、警察、猟友会が行った緊急銃猟の訓練=柏崎市高柳町岡野町
クマが住宅街などに現れた際、自治体の判断で猟銃を発砲する「緊急銃猟」の訓練が、柏崎市高柳町岡野町で行われた。9月に始まった制度で、市内では初の訓練となった。市役所や警察、猟友会などの約50人が、周辺住民の安全確保や銃での駆除の手順を確認した。
旧高柳中学校の敷地内にクマが居座ったと想定し、19日に行った。通報を受け、関係機関が現場本部を設置。住民には、建物内にとどまる「屋内退避」を呼びかけた。市が緊急銃猟の条件を満たしているかを確認し、実施を決定。現場から半径200メートルを立入禁止にし、猟友会員が模擬銃でクマを駆除する手順を訓練した。
県の資料によると、2025年の柏崎市のクマ出没件数は2...
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