
六日町藤塚遺跡で見つかった約80センチ間隔で並ぶ柱穴=南魚沼市余川
県埋蔵文化財調査事業団は、発掘調査を進めている南魚沼市余川の六日町藤塚遺跡を報道陣に公開した。平安時代の竪穴状遺構や柱穴など、県内では発掘されていない新たな事例も見つかった。
発掘作業は、国道17号六日町バイパスと国道253号八箇峠道路建設事業に伴い、2017年に始まった。庄之又川が形成した扇状地に立地し、標高は182メートル。これまでに1万1千平方メートルを調査し、古墳時代(5世紀後半から6世紀前半)の集落と土器集積遺構や、飛鳥時代(7世紀後半)から平安時代の集落跡が見つかっている。
本年度は273平方メートルを調査し、平安時代の建物の柱穴や竪穴状遺構、溝など約200基を発掘した。
注目さ...
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