「詩を書くことは自分を確認する作業でもある」と語る高田一葉さん=新潟市中央区の新潟日報メディアシップ
「詩を書くことは自分を確認する作業でもある」と語る高田一葉さん=新潟市中央区の新潟日報メディアシップ

 長崎県で開かれた「第40回国民文化祭」「第25回全国障害者芸術・文化祭」(文化庁など主催)の現代詩部門で、新潟市西区の高田一葉(かずよ)=本名・藤橋一葉(かずよう)=さん(70)が最高賞の文部科学大臣賞を受けた。3度目の受賞で、亡き母の梅仕事を詠んだ詩が評価された。高田さんは「誰かの心に通じる形が、やっと少し見えてきた」と喜んでいる。

 現代詩部門は「橋 つなぐ」がテーマ。高田さんが応募した「大学・一般部門」には153編が寄せられ、11月に長崎県諫早市で表彰式が行われた。

 受賞作「梅干し」は、...

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