『第75回NHK紅白歌合戦』のゲスト審査員に決定した仲野太賀
『第75回NHK紅白歌合戦』のゲスト審査員に決定した仲野太賀

 NHKは17日、大みそか恒例の『第76回NHK紅白歌合戦』(後7:20~11:45※中断ニュースあり 総合ほか)のゲスト審査員に大河ドラマ『豊臣兄弟!』(2026年放送予定)で主演を務める俳優の仲野太賀ら7人が決定したと発表した。

【写真】松嶋菜々子、高石あかりら…『第76回NHK紅白歌合戦』ゲスト審査員

 大河ドラマの主演を務める俳優の審査員選出は第73回(22年)の『どうする家康』主演の松本潤、第74回(23年)『光る君へ』主演の吉高由里子、第76回(24年)『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』主演の横浜流星に続き4年連続となった。

 このほかゲスト審査員にはプロ車いすテニス選手の小田凱人、俳優の高石あかり(高=はしごだか)、声優の野沢雅子、俳優の松嶋菜々子、プロサッカー選手の三浦知良、文芸評論家の三宅香帆が決定した。

 放送100年の節目となる今年の紅白のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」。今年の司会は、綾瀬はるか、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子アナが務める。綾瀬は2013年、15年、19年に続き6年ぶり4回目、有吉は2023年、24年に続き3年連続3回目、今田は自身初、鈴木アナは2024年に続き2回目の紅白司会となる。

<ゲスト審査員>(五十音順)
小田凱人(おだ・ときと)(プロ車いすテニス選手)
2006年生まれ。愛知県出身。
9歳のときに骨肉腫を発症し、車いすテニスを始める。2022年に15歳でプロ転向し、翌年には全仏オープン制覇と世界ランキング1位を最年少で達成。
2024年のパリパラリンピックでは男子シングルスで金メダルを獲得。
2025年9月、史上最年少の19歳3ヶ月で、 パラリンピックと四大大会すべてを制覇する“生涯ゴールデンスラム”を達成した。

高石あかり(たかいし・あかり)※高=はしごだか(俳優)
2000年生まれ。宮崎県出身。
2019年から俳優活動を本格化させ、2021年、後に人気シリーズとなる映画『ベイビーわるきゅーれ』で、映画初主演を果たす。
2025年はドラマ3本、映画1本に出演したほか、現在放送中のNHKの連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロイン・松野トキを演じる。

仲野太賀(なかの・たいが)(俳優)
1993年生まれ。東京都出身。
2006年俳優デビュー。2022年、エランドール賞新人賞。
映画『すばらしき世界』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞。
映画『十一人の賊軍』で2024年度ヨコハマ映画祭主演男優賞。
2026年NHKの大河ドラマ『豊臣兄弟!』で、主人公・豊臣秀長を演じる。

野沢雅子(のざわ・まさこ)(声優)
1936年生まれ。東京都出身。
3歳のときに子役として映画デビュー。
国産アニメの最初期から声優として活躍。
『ゲゲゲの鬼太郎』 『いなかっぺ大将』 『ど根性ガエル』 『銀河鉄道999』をはじめ、数多くの作品に出演。放送100年の歴史を支えてきた。
今年40周年を迎えた『ドラゴンボール』シリーズでは、 孫悟空・孫悟飯・孫悟天を演じる。
2025年、声優として初の文化功労者に選ばれた。

松嶋菜々子(まつしま・ななこ)(俳優)
1973年生まれ。神奈川県出身。
1996年、NHKの連続テレビ小説『ひまわり』でドラマ初主演。
2002年、NHKの大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』では、まつ役を演じた。
映画『リング』『眉山』、ドラマ『魔女の条件』『救命病棟24時』 『やまとなでしこ』『家政婦のミタ』など、数々のヒット作で主演を務める。2025年の連続テレビ小説『あんぱん』では、嵩の母・登美子役が話題となった。
NHK BSで放送中の 『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』では、ナビゲーターを担当している。

三浦知良(みうら・かずよし)(プロサッカー選手)
1967年生まれ。静岡県出身。
15歳で単身ブラジルに渡る。1986年からブラジル国内リーグでプロサッカー選手として活躍。
1990年に帰国し、Jリーグ発足時には初代MVPになるなど活躍。
以降、58歳の現在まで世界各国でプレーを続ける。
日本代表の国際Aマッチでは、55ゴールを記録。
2025年、プロ40周年を迎えた。愛称は、“キング・カズ”。

三宅香帆(みやけ・かほ)(文芸評論家)
1994年生まれ。高知県出身。
京都大学文学部卒。株式会社リクルートを経て、2022年に独立。
主に文芸評論、社会批評などの分野で幅広く活動し、著書多数。
2024年に出版した『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社)が「第2回書店員が選ぶノンフィクション大賞2024」受賞。
2025年、同作で「新書大賞2025」を受賞した。