
いい湯らていがメニューに加えた熊汁
クマの出没が各地で相次ぐ中、山あいの三条市下田地域では今秋、行楽客の動きが例年よりも鈍かった。地元では苦境を逆手に取り、クマ肉を使った鍋や、クマをかたどった和菓子の新商品を考案。関係者は「一風変わったグルメをきっかけに、下田に目を向けてほしい」とPRしている。
下田地域では本年度、クマの目撃と痕跡を合わせた出没情報は11月末時点で約80件と、前年度の4倍に上る。温泉施設「いい湯らてい」(南五百川)では10月以降、安全かどうかを尋ねる客からの問い合わせが増加。紅葉狩りついでに立ち寄るケースの多い食事客は、例年に比べて1カ月当たり3割減った。
いい湯らていのスタッフは悩んだ末、マイナスイメージを...
残り592文字(全文:892文字)









