新潟県庁
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 県は23日までに、県営6水力発電所の2026〜27年度の売電先を決める一般競争入札を行い、新電力のゼロワットパワー(千葉県)が落札したと発表した。燃料価格の低下による卸電力市場の取引価格の落ち着きなどから、1キロワット時当たりの落札単価は、25年度の単価を決めた昨年実施の前回入札(14・62円)をやや下回る14・20円となった。

 県営水力発電所のうち、22年8月の県北豪雨で被災した猿田発電所1号機が今年11月に運転を再開しており、26年以降は通年で発電する。今回の単価は前回を下回ったものの猿田1号機の発電が加わることで、売電収入は25年度の約43・9億円(見込み額)を上回る年平均約...

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