
横綱審議委員会に臨む内館牧子委員(中央)。左は山田洋次委員=2010年1月、東京・両国国技館
脚本家の内館牧子さんは親の仕事のため、3歳から小学2年生まで新潟市中央区の沼垂地区で過ごした。
内館さんは晩年の著書「迷惑な終活」で、沼垂地区をモデルに主人公の故郷を描いた。新潟市西区の構成作家、南加乃子さん(70)は昨年、出版社を通じて作中の会話を沼垂弁に置き換えてほしいと依頼を受けた。
作品の完成後、昨秋に東京で一緒に食事をし、「内館さんは包み込むような優しい雰囲気で、新潟の思い出を語ってくれた。沼垂弁が懐かしいと話していた」という。小学生のころ、いじめをかばってくれた初恋の人がいたと話していたのが印象に残っている。...
残り105文字(全文:397文字)






