パリで開催された蕗谷虹児の特別展のレセプションであいさつをする蕗谷龍夫さん(左)=2015年5月、パリ
パリで開催された蕗谷虹児の特別展のレセプションであいさつをする蕗谷龍夫さん(左)=2015年5月、パリ

 新発田市出身で叙情画家・詩人の蕗谷虹児(1898〜1979年)の三男で、蕗谷虹児記念館の館長と名誉館長を務めた蕗谷龍夫さんが、1月29日、肺炎のため91歳で亡くなった。虹児の作品収集や画業研究に尽力した。ゆかりのある人たちからは悼む声が上がった。

 龍夫さんは1934年、東京都で生まれた。NHK職員として勤務する傍ら、1987年、新発田市に蕗谷虹児記念館が開館すると、館長を務め、その後は名誉館長として虹児の作品収集や功績を明らかにすることに注力した。

 蕗谷虹児記念館の学芸員、伊藤千佳子さん(51)によると、龍夫さんは、虹児がパリで活動していた際に描いたタブロー(本画)作品に特に思い入れがあった...

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