
川崎小の6年生を前に講演する中村クニさん=長岡市干場1
北朝鮮による拉致の可能性を排除できない長岡市の特定失踪者、中村三奈子さん=失踪当時(18)=を通して拉致問題を考える講演会が22日、長岡市干場1の川崎小学校で開かれた。三奈子さんの母クニさん(82)は「娘を忘れることはできない。どこで何をしているのか心配している」と強く訴え、行方不明のまま安否が分からない子の帰宅を願い続けてきた思いを語った。
総合学習の一環で、6年生約50人が参加。川崎小は三奈子さんが3年生まで通ったことから、毎年講演会を開いている。クニさんは、三奈子さんの失踪当時の様子を説明した上で、全国で拉致が疑われる人が800人以上いることを伝え、「家族を残したまま、残酷な形で連れ去...
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