匿名・流動型犯罪グループ(匿流)らによる特殊詐欺被害の深刻化を受け、警察庁の有識者懇談会は8日、被害金のマネーロンダリング(資金洗浄)対策に関する報告書をまとめた。報酬と引き換えに被害金を指定された口座に移す「送金バイト」に罰則を設け、警察と金融機関が管理する「架空名義口座」を捜査に導入するよう提言。政府は今月召集の通常国会で、犯罪収益移転防止法改正案の提出を目指す。

 特殊詐欺や交流サイト(SNS)を介した投資・ロマンス詐欺の2025年1〜11月の被害額は約2763億円。このうち被害者に口座へ送金させる「振り込み型」が大部分を占める。

 匿流らは摘発から逃れるため、だまし取った金をSNSなどで...

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