花咲徳栄-日本文理 3回1死満塁のピンチで、マウンドに集まる日本文理の選手たち=甲子園(写真映像部・佐藤将志)
花咲徳栄-日本文理 3回1死満塁のピンチで、マウンドに集まる日本文理の選手たち=甲子園(写真映像部・佐藤将志)
花咲徳栄-日本文理 2番手でマウンドに上がった日本文理の箕浦環太=甲子園
花咲徳栄-日本文理 試合を見つめる日本文理の鈴木崇監督=甲子園

 [日本文理0-17花咲徳栄]守備のほころびが連鎖した。三回1死満塁。打ち取った当たりの一ゴロを本塁へ悪送球、打者に当たって先制を許した。日本文理の一塁手秦碧羽は「チームを引っ張るはずが、自分のミスで始まった」と声を落とした。この回、4四球3失策。無安打で4点を失った。守備のリズムを攻撃につなげるはずが、序盤で暗転した。

 この日は冷たい雨が降り続いた。制球に苦しんだ主戦の染谷崇史は「相手も同じ状況。雨は関係なく、実力不足」と天候を理由にしなかった。だが、打たせて取る投手にとって、堅守は不可欠。ぬかるむグラウンドでエラーが連発する中、「次は取ってくれるという思いで、気にしなかった」と仲間を信じて投げた。

 無情にも点差は開いていくばかり。苦しい状況が続いたが、...

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