
道路の積雪を取り除いていく除雪車=1月23日、長岡市新産1
今冬の大雪がもたらした長岡市の建物被害が、市が把握しているだけでも160棟(1月21日〜3月31日)あったことが分かった。今冬と同様に災害救助法が適用された昨冬の23棟を大きく上回る。昨冬は2人だった除雪作業に伴う死者も、4人となっている。山沿いを中心に平野部でも大雪が続き、市民生活に大きく影響した。
市は1月21日からの大雪を受け、29日に雪害警戒本部を設置。2月2日に対策本部に格上げし、3日には山古志、小国、栃尾、川口の4地域に災害救助法が適用された。市中心部でも積雪が1メートルを超え、山古志地域(旧種苧原保育園)は最大で4メートルを観測した。
雪の重みによる建物被害が相次ぎ、市中心部では繁華街のアーケードが崩落し、与板地域では市指定文化財「与板城大手門」が倒壊した。
今冬の建物被害は住家が127棟で、うち全壊が1棟あった。空き家などの非住家は33棟だった。昨冬(25年2月7日〜4月10日)は住家2棟、非住家21棟の計23棟だった。
市危機管理防災本部は「今冬は寒気が居座り、雪が降り続いた期間が長かった」と説明。建物被害が多かったことに関しては「連日の降雪で、雪下ろしをするタイミングがつかめず、雪下ろし業者の対応が間に合わないこともあったのではないか」と推察する。
雪下ろし作業中の転落や急病の発症など、人的被害も相次いだ。長岡市内で4人が亡くなり、重軽傷は74人に上った。
道路除雪費は、現在の長岡市域となった後の11年度以降で最大となった。市の25年度の道路除雪費は約43億円で、過去最大だった24年度の約36億円を大きく上回った。市道路管理課によると、除雪車の稼働が増えたことに加え、人件費や燃料代が高騰したことも影響しているという。
今後は...
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